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DXを定義してみました!
DXとIT化
DXってIT化の事じゃないの?
やる事は同じだと思います。
ただ、目的とする着地点、見る景色が違います。
例えば、
WEB給与を導入した。
↓
紙代・封筒代が削減できた。
これは”IT化”と言えます。
WEB給与を導入した。
↓
封筒に詰める時間を削減した。
↓
削減した時間で、販促のSNSを更新してもらう。
これは”DX化”と言えます。
当たり前だろ!って思うかもしれませんが、どこまでゴールを設定するかでしなきゃなんない事、
出来る事は、案外変わっちゃいます。
よくよく考えてみてください。
業務効率化をする==時間が余る。
その時間をどうしますか?
会社とすれば、どちらかしかありません。
人を減らす。
会社が前進する為の仕事をしてもらう。
DXとは、後者の事で、人不足の中、ITによる時間削減により、
「会社の価値を上げる仕事」に従事する人を増やそう!って事です。
DXのゴールは?
Goalは、以下のように言えるのではないでしょうか?
IT化のGoal
人・物などの会社資源を削減する。直接的なコスト削減がGoalです。
経費が少なくなった!=成功 がIT化です。
DXのGoal
IT化と同じく人・物などの会社資源を削減する。
ただ、ここがGoalではありません。
削減した人・物・時間などの会社資源を会社が前進する為に使う。
これこそが、DXの真の目的です。
システム会社はDXを言えない!
ここまで読んでお気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、
IT化は、DXを推進する為の手段であり、一介のシステム会社が”DX”は出来ないのです。
IT化の主役は、システム会社やサービスベンダーなのに対し、DXの主役は、会社だからです。
システム会社が推奨するシステムやサービスを”IT化”になるのか、”DX”の一環と
なるのかは、導入する会社がどうしたいか?どういう未来を想像しているのか?で決まります。
中小企業のDX
中小企業と言っても、1人でやっている小規模企業から何百人いる会社と幅が大きいです。
また、1か所で100人というのと、複数個所で100人というのでも事情が大きく変わります。
ただ、読者の方、自分の会社にあてはめてみましょう!
DX出来ます?
成長戦略としてのIT化。考えられます?
従業員、ついてこれます?
上場企業とかは、従業員も多くいて、様々な部署があり、配置転換なども可能でしょう。
転勤もあるかもしれません。
でも中小企業は・・・
そうなんです。DXって、結構壮大で、めちゃくちゃ考える事多いです。
実際、わが社もIT化で業務効率化にはなったのですが、一旦、従業員の時間が余ってしまい、非常に苦労しました。
要は、ただのIT化がだったわけです。。。
よくあるのが、IT化により業務効率化にはなったが、違う仕事も増えたというケースもあるので、
なかなか最初からDXによる効果というのは、分からないとは思います。
まとめ
DXとは、IT化による業務効率化を推進し、会社の価値を上げる仕事を増やすことです。
従業員側からすると、ただの”IT化”です。
経営側とすれば、業務効率化の末、どういう仕事を追加するか?という事を考えておく必要があります。
業種、業態により仕事は様々と思いますが、折角働いてくれている従業員の為にも、
人員削減ではなく、前進になるようなIT化(DX)を頑張っていきましょう!
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