15年位前になりますが、私が親の会社に入って、真っ先に行った事が、「基幹システム」の変更でした。
入社当時の基幹システムは、オフコンベースで、プリンターもドットプリンターという状態でした。
確かに決められた帳票は出力されるものの、自由なデータの入出力ができず、
保守修正も多くかかる事から、windowsOSのシステムに変更しました。
何社か見積を取り、最終的に大塚商会さんの「SMILE」シリーズに決めました。
当時は、入社したばかりで、現場実務に関して分かっていない事も多く、従業員に
ヒアリングをかなりしましたが、基幹システムに関しては、どちらにしてもカスタマイズも
入る事から、結局のところ、価格だけの比較でもなく、大塚商会ブランドで選んでしまったのかもしれません。
サーバー、基幹システム、プリンターなどの周辺機器・通信をまとめて、大塚商会に問い合わせ出来る事が
中小企業でシステム部という部門が無い自社にとっては魅力的に映りました。
オフコンから脱却したことにより、
・クライアントPCを簡単に増やす事が出来る。
・帳票を自在に作れ、データの出力も自在にできるようになった。
・自在にファイルをアップロードして、データの作成や修正ができるようになった。
当たり前と思われる人もいらっしゃると思いますが、今現在でもオフコンではなくても、上記の事が出来ないシステムを
使われている会社さんが、案外多いです。
相談を受ける会社さんの殆どが、そのような基幹システムを使っています。
このような基幹システムは、データの入出力を出来るように修正してもらうか、基幹システムの変更を考えた方が
いいと思います。
DXに関し、全ての業務を一つの基幹システムで行うわけではなく、データの連携が必ず必要になってきます。
便利なクラウドサービスも多数出現しており、そのクラウドサービスと連携する為にも基幹システムの入出力機能は
非常に重要だからです。
大企業であれば、入出力及び、データ連携も自動で行うように開発しますが、中小企業の場合は、開発コストを
鑑みると手動で行う事から始める必要が有る為です。
入出力が出来ない====便利なサービスが使えない可能性
大塚商会について
結構悪評が高い大塚商会ですが、私個人としては、そんなに悪い印象は無いんですよね。
特に都会だとサポート人員がラウンドしているので、ハード面のサポートに関してはシステム部のない中小に
とっては、非常に助かる部分ではあります。
SMILEに関しては、基本機能だけを使用するならいいのですが、カスタマイズが必要な場合、場合によっては
莫大なコストがかかるケースがあり、決して安いとは言えないシステムかな・・・と。
なんだかんだ言いながらも、使用している企業が多いので、情報の共有もしやすいです。
使用している会社さんともお話していると、修正や変更の価格が「高い!高い!」とは言ってらっしゃいますが、
ずっと続けているところを見ると、結果的には満足されているのかなぁとは思います。
まとめ
・様々なサービスやシステムとの連携上、基幹システムからのデータのファイル出力・ファイル入力は必須なので、
出来ない場合は、対処した方がいい。
個別個別でシステム会社に相談していると、費用もばかにならないと考えます。
後継者や次に任せる方の為にも、負担のかからない基幹システムにしておく必要があります。
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